ぺりグ

数えたら今年で6年

なぜ履歴書に「日本謎解き能力検定」を書くのか?

謎解き能力検定という検定であたしは準2級をとったことがある。第3回目だったと記憶している。

 

 

なぜ、履歴書に「日本謎解き能力検定」を書くのか?

あたしにとって、物語は小っちゃな謎とき。

もともと、レールに敷かれた人生を高校生の頃まで歩んでいました。

親が喜ぶ方に勉強もがんばって進んでいれば、いづれ立派な大人になれるんだろうと信じて疑っていなかった。

けれど、高校で勉強についていけず、置いて行かれて、落ちこぼれた。

そうなると、自分にはこれまでの人生で何を得て、何が手元にあるんだろうと、振り返ったら、何も持っていないことに気づいて愕然とした。

(けれど、それはその当時、焦って混乱していただけで、あとからよくよく振り返ってみればいろいろと経験したし、実を結んでいるものはあった)

そうしてくすぶったまま、何故か大学に滑り込めて、まわりには初めて、自分の学力とは異なる学生が集まる環境に放り込まれた。

それまでは、親が慎重にことを進めていたのだろう。

あたしの話が、あたしの話し方で通じる人ばかりだったのに、いきなり極寒の雪山に裸で孤立している感覚に陥った。話が通じない。

そこで初めて、頭の回転の速い人は、言葉を端折ってしゃべっているんだということに気づく。

ようやくここであたしは親の呪縛から解き放たれ、自分で考え、自分で行動する、自立心と共に、物事をいろんな角度から見てみることが大事だと知る。

物事は物体だけではない、事件や人そのものも、構造があるんだと気づき、その仕組みを理解することですべてに説明ができる。

それが面白く、図書館で本を漁りやネットの検索にハマった。

それと共に、オタク趣味もしっかり育っており、高校時代に出会ったエロゲーを中心に、アドベンチャーやロールプレイングといったお話のあるゲームにたくさん触れるようになった。そこでドラクエの面白さを再認識し、プレイし続けて現在に至るが、原点はエロゲーなので、あの頃の活字が怖くないんだ。小説はめちゃくちゃ面白い文化なんだと気づかせてくれた、日本語で遊ぶ感覚というか、ボケる感覚というか、これはあたしの根底に深く居着いていて、こすっても落ちません。

そうしてメカニズムを理解することを主眼として生きていったら、おのずといろんな人とコミュニケーションを取れるようになっていきました。

今でもその根源は変えずに、誰とでもしゃべれるように、誰とでも理解し合えるように、言葉を選んでいますが、やはりすべて正解とは行かないときもあり、人と理解し合うって難しいなと思いつつ生きていますし、テキストを綴っています。

歳をとると、できないことが増えてきました。

自分の苦手なことでも、がんばればできていたことが、歳をとるとまるでできなくなる。単純にがんばれなくなったからだろうなと、諦めるようにしています。

ですので、自分のほんとうに好きで苦でないことだけが手元に残りました。自分が好きでやってきたことはこれからもきっと、まだがんばれるでしょうし、楽しめるはずです。

あたしは今でもけっこう自分以外の誰かのブログを読みます。

ブログに限らず読み物として面白いものは、小説をがつっと時間かけて読むのは苦手になってきましたが、SNSで流れてくるエッセイなんか面白くて読んでしまいます。

ブログでも何でも物語って、どういうオチに着地するんだろうと、謎解きのような感覚で読み始めますよね?

それを意識できるブログがやっぱり好きで。

だから説明記事ばかり書いているブログって、ちょっと苦手で購読を続けられない。

自分でも数字のために攻略記事は書いたりしますけど、極力、どこかで笑わせたい、とか「あっと驚かせたい」とか思いながら書いています。

だから新聞記事書く人にはあたしはなれない。

あんなに四角四面に事実を奇をてらうことなく文字に落とし込んで誰かに読んでもらうなんて、正直、怖くてできない。

大学時代にサークルでそういうのを経験して、より、あたしには向いていないなと感じましたね。

……?

あれ、オチてないですね?まあ、いいか。そういう日もあります。

あ、そうそう。何故、履歴書に「謎検準2級ですよ」と書き続けるか?にひと言で答えると「物語が好きだよ」とアピールしたいから。に尽きますかね。

いや別に履歴書で不特定多数の採用担当者にアピールする必要性はないんですけどね。

 

 

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