ぺりグ

数えたら今年で6年

ゾーマ脱出ネタバレいっさいないルポ

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参加パーティ→ぺりめに・兄弟・後輩Y・後輩K

当初の役割→謎解部隊「ぺり・兄弟」探索部隊「後輩Y・K」

クリアtime3時間30分(概算)

時間短縮への作戦→謎解明からアクション、導線の短縮意識を持つ。全部きれいに解こうとはしない(推定できるものは半端でもグランドアンサーを割り出す)。分業分業とにかく分業。


※今回、時間短縮プレイをがんばったのは、超個人的に帰りの飛行機予約便に、スクラップさんが提示する所要時間4時間だと間に合わないから。


パーティメンバーのスペック

⇒ぺりめに〈リアル脱出6~7回程。脱出数1回。謎解き傾向は持続力型〉

⇒兄弟〈リアル脱出ぺり以上。脱出数多。謎解き・探索ともにオールラウンドプレーヤー〉

⇒後輩Y〈リアル脱出初体験。物事の整理力が高い。視野が広い〉

⇒後輩K〈リアル脱出1回。フットワークの軽さが持ち味。謎解き傾向は多分注意力型〉

 


realdgame.jp

ダイジェスト1

(各章は上記ゾーマ脱出公式サイトリンク参照)→開始から1時間。第2章まで攻略。各職業の活躍傾向の把握。謎解き詰まりなし。

ダイジェスト2

→開始から2時間。第4章突入。先行入場の冒険者に追いつくなど、行列に時間を奪われる。特に3章。しかしここ一番の盛り上がりを見せた(自パーティは)

所感

…ここまでは序盤といった感じ。さくさく進んだ。行列を捌く時間を運営側も計算に入れては、いる。なので謎難易度は低く設定していたのだろう。探索部隊がフットワーク軽く、後輩K、兄弟による迅速な行動で謎が集まる。当初役割とは違うが、比較的、ぺり・後輩Yで解く形に。しかし状況判断と、進行管理を念頭におけたので、リアル脱出体験組が率先して動いてくれたのは助けられた。後輩Kと兄弟は同年代で息も合っていた。若いコンビの行動力が序盤を牽引。


ダイジェスト3

→開始から2時間30分。第4章攻略。謎に詰まったといえばここか。手がかりが増えたことで選択肢を排除しきれず先を解こうとしてしまう(スクラップ脱出では起こりがち)。

ダイジェスト4

→開始から3時間。ゾーマ城突入。この時点で残り30分。運よく進行が間に合い、パーティはラスボスと対峙する。

所感

…中盤戦は選択肢が増えてきてしまっていた。そのことで、行列も大いに滞留が見られ、謎の周囲は人だらけ。そもそも多数組参加の大ホール系脱出はぺりめにもはじめての体験だった。どうしても普段のアジト系脱出同様、先の先を読み始めてしまう。足も痛い。ぺりめには使い物になっていなかった。そんな中、兄弟が謎解きで引っ張る。流石のオールラウンダー。八面六臂の活躍である。進行管理は後輩Yが行い、見事にまとめてくれた。ぺりめに(33)は本当に使い物にならなかった。荷物持ちと言って差し支えない。唯一の見せ場もひどいもんだった。


ダイジェスト5

→いよいよ最後の戦いへ。パーティはあまりの衝撃で、考える暇もなく、展開に追い立てられるように、流されていく。しかし光明を掴む、とあるひらめきが、パーティを救うのだった。攻略完了3時間30分。

所感

…(DQ3のラスボス戦のBGMを脳内再生しながらお読みください)3時間半が本当にリミットでした。当初の予定は3時間。
しかし待ち時間や、ぺりめにの腑抜け化のせいで、30分押した。それでもギリギリの勝負。コンテニューなし1発突破。疲労脳死状態のパーティを救ったのは後輩Yの〈ひらめき〉だった。
順を追って説明しよう。
最後の戦いの解説はもうホント、何を言ってもネタバレなので差し控えるが、まず使う道具、謎の手がかりの整理を行う兄弟。これはリアル脱出では鉄板な、すごく大事なこと。今まで集めた〈手がかり〉を整理するのは、ヒントなしの部屋では超有効。というか、整理できないと脱出は不可能とまで言われている。だから整理力ってとても大事なのだ。ここは後輩Yも長けており、それに加わる。
尚も、くさった死体のようなぺりめにを尻目に、次々すすむ展開の隙間を縫って、後輩Kが手がかりの使用方法と〈仕組み〉に気づいた。それを事前にパーティみんなに共有してくれる。情報共有も、リアル脱出には超大事。情報だけでなく、「気づき」も共有してくれるのはめちゃくちゃありがたい。とにかく気づいたことを言うのだ。それをムダだと嫌がる玄人さんもいるが、謎解きではどんな視点の発見がヒントになるかわからない。だから「気づいたら」すぐに口に出す。ぺりめには序盤でそれを率先して口に出していた。終盤になって率先してそれを実行してくれたのには、涙が出そうだった。(ぺりめにの姿を真似してかどうかは、いざ知らず)
待て待て、鼻をすすり感慨に浸っている場合ではない。刻一刻と状況は進行し、タイムリミットは迫る。(飛行機の)
だがしかし、〈だいじなアレ〉が分からない!整理はできてる。状況も進行管理もできている。流されながらも意識は途切れさせない。なのにもう一歩。もう一歩の〈とっかかり〉が、手にできない!だから不安がずっと付きまとう!時計の針は進む。10秒……20秒……。「うん、それで?」というリアル脱出お決まりの、手づまりフレーズが喉まで出かかった。兄弟も、後輩Kも……しかし、後輩Yだけは違った。
そんな、霧にまみれた暗中を振り払ってくれたのは、彼のとあるひらめきだった。
もちろんそのひらめきが何かは割愛するが、4人全員が積み重ねてきた整理→状況把握→理解→全員共有→というスキームがガチっとかみ合った瞬間!そのひらめきは降りてきた!整理に整理を重ねてきた後輩Yのファインプレイだ。彼は、諦めては、いなかった!
ハッとするぺりめに。
そうだった。
リアル脱出ゲームは、自分ひとりで謎を解くんじゃない。
ましてや、解ける人、見つけるのがうまい人だけが活躍すれば、脱出できるようにはできていない。
そんな、一番最初に感じたパーティ全員で脱出に挑む、リアル脱出ゲーム本来の「面白さ」をここまできて思い出すなんて、というか忘れていたなんて…!(この間3秒)
そこでぺりめにに、電流走る!「分かったァァァァァァァ!」

 

 

最後に→このパーティで突破できて本当に良かった。ここまで付き合ってくれた3人。めちゃ感謝!ドラクエの知識はまちまちでした。でも、最後は誰もが、その世界に慣れていたし、名残惜しくもありました(断念したぱふぱふ屋…ッ!せっかくグッズ買ったのに…!中でも物販あるなら、言っといてや!怒)
きっと、ここまで書いてしまうとネタバレなしちゃうやんけ!って思うひとは思うかもしれませんが、最後まで行った冒険者さんは、これあそこのことかなぁって思い出を引き出しながら、読んでいただけたり、これから参戦する冒険者さんは、ルポから感じる「たのしい」感を読み取ってもらって、わくわくしながら突入できるんじゃないかなあって、期待を込めながら書きました。そんな配慮が伝わっていると嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。


それではみなさん、良い旅を!

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