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『ヴォカライズ』コミックス最新③巻が3月9日発売!その魅力をたくさんのひとに知ってほしい【漫画は心の栄養】

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ご存知ですか?ヴォカライズ。

本当は本屋に毎日でも入り浸りたい

わたしは漫画はコミックス派です。

学生時代、当時はまだ雑誌購読派でした。

購読といっても、金欠学生でしたので立ち読み購読でした。雑誌を一冊読み終えるまで立ち読みしている、本屋やコンビニにとって迷惑極まりない客でした。

少年誌系は有名どころ三誌はおさえていました。

ですから水曜日は大変です。

サンデーとマガジンは水曜日発売だからです。ジャンプは火曜日。月曜日に行くと、当時まだ多くの立ち読み客で混雑していましたから。そこへ分け入っていく勇気はぺりめに少年にはまだありませんでした。

とまあ、そんな立ち読み事情はどうでもよくて。わたしはここ20年くらいはコミックス派なのですということを申し上げたいわけです。

それまでに就職、転職、婚活、結婚出産、育児。人生の岐路はさまざまありました。それでも漫画が手元にないという生活はあり得ませんでした。

新卒入社した企業の研修施設にいたときも。

PC・ゲーム・漫画、娯楽を持ち込む余裕はなく、すべて実家に置いていったのですが、出勤のない休日がやってくるたびにいつの間にか漫画が増えていきました。

あの、洗面設備すらない寝るためだけに存在する二畳半間取りのどこに収納するスペースがあった?

とツッコミたくなるほど漫画を買い込んできては読みふけり、「配属が決まったらどうやって片付けようか」などお構いもせず初任給を漫画に投じたのです。

気がつくと漫画を読んでいる。時間ができたら本屋へ行き、漫画や小説・実用書の新刊棚をチェックしている。

読みたい対象も少年誌ばかりではなく、さまざまな本へと移り変わっていった。活字も好きでしたがやはり漫画はそれをゆうに勝るほどに好きでした。

給与をもらえるようになると、自然と雑誌連載を追うよりも、コミックスで気になる漫画をチェックするという時間の使い方のほうが有意義だと思うようになりました。

学生時代とは違って、本との出会いもデジタル化していったり、多様化したためでしょうね。コミックス派を20年もやっていると、読みたい本との出会いはもっぱら本屋の新刊コーナーなわけですが、そんなデジタル化の波で、わたしもそのうち本屋へ足を向ける時間がなくなっていきます。

昨今では子どもの本を選びに本屋へ行くことが増え、ようやくまた本屋とのパイプができはじめていますが、ここ10年くらい本屋へ行く暇も余裕もありませんでした。

こうなってくると、新しい漫画との出会いはSNSが中心となっていきます。

そんな折。

やたらいい作画した腕のお化けが現れる漫画をSNSで発見しました。

そこから作者の小菊路よう先生を知り、過去に観たことのあった『佐伯さんは眠ってる』の作画も担当なされていたことから、ほかの作品を知りたくなり現在連載中の『ヴォカライズ』に行きついたのです。

『おツカレお姉さんと腕のお化け』『佐伯さんは眠ってる』の小菊路ようが描く「青春×アカペラ」ストーリー!

このヴォカライズという作品がとんでもなく面白かった!!!

 

単行本で読むことをおすすめしたい。

まずは①巻のあらすじはこちらから。

ヴォカライズ|月刊少年シリウス公式サイト|講談社

気になる人はクリックして。

①巻では、主人公のセラが自分のコンプレックスとどう向き合ってきたか?今後どう向き合うのか?そして鳴上との出会いを経てアカペラと出会い、物語が広がっていくさまが描かれます。

同じコミュニティのロキという新たな仲間と出会い、おそらく今後ライバルとして描かれていくであろう存在とも出会い、アカペラもやれることがどんどん増えていきそうな4話ぶんがモリモリっと詰まっています。

①巻最後のページでは、そのライバルとのプライベートでの邂逅ライバルに主人公の存在を認識されるところで次巻への引きをつくられています。この流れが異常なまでにスムーズで心地よく読み進めさせてくれます。

この①巻の「引き」があまりにもグッとくる演出で、①巻を読んだら当然すぐに②巻を読みたくなる構成になっています。まんまとわたしも②巻を買いに走りました。

何度か読み返すうちに気づきましたが、「連載していながら、この巻構成も視野に入れていたのか……?」と唸りました。

よくもこんなにちょうどうまく序盤最大の「引き」、主人公たちを次のステップへ連れて行くという転回を持ってこられたな、と。

ここらへんは、連載で読んでいると気づきにくいかもしれません。

単行本ならではの楽しみ方というか、単行本ならではの、一巻通して読むからこその面白さがぎゅっと詰め込まれています。

 

 

つづいて②巻を読んでみるんですけど、これまた構成がいい!

単行本って、1冊ずつがそれぞれ独立した一本のドラマ、映画みたく捉えることもできます。

1冊ごとに一篇の物語をフィルムを切ってはじめるみたいな、単行本1冊読み切ると映画を一本視聴したような気になることありませんか?

本作はまさにそれで、①巻は先述の通りですが②巻も完璧な「引き」をつくってくれています。

②巻のスタートは主人公たちより先を歩く者らに存在を認めてもらう展開からスタート。いわゆる師や強敵といった立ち位置のライバル相手に、その存在証明をされるって漫画としてはかなり気持ちのいい展開です。

誰かに認められるって、思った以上に大事で、心を救ってくれるものだからです。わたしはそういう展開を見ると決まって目に涙を浮かべてしまうほどです。

前半はそんなこんなで、認められたり自分たちの課題がわかったりで、今後の展開をさらに広げるフックがつくられます。

そしてこのあと②巻後半では新たな仲間探しに奔走。

新たな仲間って作品世界を広げる、既存キャラクターの色をさらに濃くしてくれる一大イベントですね。

待望の仲間になってくれそうな子を発見しますが、でもそこはすんなりと仲間になってはくれません。一癖も二癖もありそうな仲間であればあるほど、これまで培ってきた既存キャラと肩を並べるに足る存在になれるわけです。

そんな強力な仲間を味方にできるか!?というミッションが主人公らに降りかかります。

仲間さがしミッションSTART!  ではまずは主人公らのことを認識してもらいましょう。
 主人公とは周りのキャラクターたちを引っ張っていく、RPGでいうといわば「勇者」のような立ち位置のキャラクターです。
 そんな圧倒的な光の束に導かれるように、各キャラたちは歩みを進めることができます。酒場で仲間さがしをする必要は本当はなく、主人公のことを認識してもらうだけでよいのです。正しく認識してもらうだけです。
 安心してついてきていいんだよ、とまずは認めてもらう必要があります。
 キャラクター同士を結びつけるのは、互いの信頼、互いを認め合う心です。そのためには何をすればよいか、この物語においては何をすればよいでしょうか。きっとご想像の通り。

②巻のラストで互いを認め合うことができたはず。

その描写の末に、果たしてこれからどんな紆余曲折を経て仲間になるのか、それを強烈に予感させるシーンで「引き」となっています。たまりません。よだれが出てきました。

あえて、物語の展開に着目してご紹介してみました。

ぐっと深く刺してくるストーリーを一気に浴びたい方には、単行本で読むことをおススメします。

アカペラという題材もハモネプを観たことがある方や、「声」だけで楽曲すべてを構成するということに興味がある方はすぐに馴染めるかと思います。アカペラを知らないけれど、という方でも⇧うえのストーリーラインの巧みさを認識できれば、きっと楽しめる、むしろアカペラについてもっと知りたくなる物語であると思います。

 

あなたはどうする?

SNSでの出会いは、どうしてもおすすめしてくる作品が偏っていたりして、やっぱり本屋がイイ!となることは多いかと思います。

各種SNSのアルゴリズム上、仕方のないこととは思いますが、これだけデジタル化したご時世。本屋ではなかなか出会えない本との出会いがあることもまた、真実ではあります。

現にこんなに次巻を楽しみにして、待ち遠しくて、読みたくて読みたくて、箸も喉を通らないほどだった私の魂の叫びにご返信をくださるほど、がんばって毎日描いて、SNSもチェックしてくださっているんだ、先生は!

ありがとうございます!お心意気、しかと拝読させていただきます!

本屋も大好き。SNSも最近ちょっと好き。

本との出会いが増えた。本の出版自体も増えていますが、出会いの場もたくさん増えています。出会えたことに感謝。

 

 

あ、わたしはこのあとすぐに③巻を読んでくるけど、あなたはどうする?

 

 

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