センセーショナルなニュース
タイトルのとおりの日がくるなんて思わない。
スーパー戦隊が終わるという報道が昨夜一気にネットを駆け巡った。
うちの子は、今年からゴジュウジャーにハマり、年齢的にも戦隊適齢期を迎えたため、わたしはTTFCに加入し直した。子とともに、日夜、昔の戦隊やゴジュウジャーの見逃し配信を楽しんでいる。
もちろんリアルタイムに視聴して、あーでもないこーでもない、と今後の展開を語り合っている。
子どもが生まれて、それが男の子で、もしスーパー戦隊のことを好きになったら一緒に観たり、語り合ったり、まだ買ったことのなかった変身グッズなどを買って遊ぶんだ。子どもより楽しんで遊んでやるんだ。
夢がかなっていた。
今年、子どもが生まれたらと、積年の「願い」としてもっていた日々が訪れていた。
わたしは、スーパー戦隊を好きでよかった。結婚してよかった。子どもが生まれてきて、育児をがんばっていてよかった。
「○○戦隊○○ジャー！」と変身ポーズを子どもと一緒になってキメている。ああ、なんて幸せなことなんだ。と、そう思ったというのに。
なんちゅうニュースをぶち込んでくるんだ。
せっかく、テガソードを買ってもらい。
グーデバーンを買ってもらい。
次は、クリスマスには！お誕生日には！とリョウテガソードだの、ほかの換装パーツだの買ってくれと「願っている」子になんていえばいいんだ。
- これからテガソードの強化アイテムはもうないだろうか！？
- リョウテガソードで最終フォームってことでOK！？
- そろそろクリスマスだし、スーパー戦隊的には、次の戦隊のことを気にし始めちゃう時期なんだけど、うちの子は次の戦隊がはじまっても現行戦隊のおもちゃで遊んでくれる！？
など、クリスマス商戦に向けて、パパママたちは家計のおさいふとにらめっこしながら、おもちゃの購入計画を立てるのだ。
ついにうちにもその幸せな悩みを得られる機会が訪れたのだ、とわくわくしていたのだが。
![[バンダイ(BANDAI)] ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー DXリョウテガソード 対象年齢 3 才以上](https://m.media-amazon.com/images/I/41H8ixcC40L._SL500_.jpg "[バンダイ(BANDAI)] ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー DXリョウテガソード 対象年齢 3 才以上")
もうリョウテガソード買っちまうぞ！！！
買い支えていける子どもが少ないせい？
おもちゃの売り上げが下がっているので、制作費が足りないとの文言を見たが、果たしてそうなのだろうか？
そうだとするなら、子どもの出生数が減っている日本において、毎年増えていく新規購買層が目減りしているということに他ならない。予算的にはこれくらいの売り上げがないと継続していけない。というデッドラインを下回ってしまっているということ。
とうぜん、大人も一時期より買い支える購買力が低下している。これだけ物価が上がり、生活に苦しんでいるひとが増えてくれば致し方ない。
それでもシリーズを続けていくには、コンテンツを続けていくには、多くの愛がそこにあったからだろうと思う。なくなる理由はまあ、それなりにあるし、わかる。けれど、50周年まで続けてきたのには、それだけで割り切れない想いがあったからだろうとも思う。
子どもたちからの熱い応援もあったろう。
本当に真摯に子ども向け番組に取り組んできて、ここへきて、なぜいま、という戸惑いや寂しさが去来する。それはきっと同番組を愛してきたみなさん、同じ気持ちだと思う。
願いを言え。さあ、願いを。
ゴジュウジャーの最終回。
まだ「願い」を見つけられていない遠野吠のついに見つける「願い」が、これからのスーパー戦隊を左右するのではないか？と。
わたしは信じている。
わたしは、わたしと息子は、信じている。
きっとゴジュウウルフが、遠野吠が、テガソードが、戦隊の歴史の新たな1ページを見せてくれるのだ、と。
わたしたちには及びもつかない超絶怒涛の神展開を見せて、50番目の戦隊を迎えてくれるのだろう。
そう。戦隊は50周年だが、戦隊の数は50作目を迎えていないのだ。
そんな、末代までなんかネチネチ言われそうなしこりを残して、番組を畳んだりするわけないですよね！？白倉さん！！
最終回まで、くじけるんじゃない！前を向くのだ！スーパー戦隊は、地球を救ってきたヒーローは、正義を信じ、己を信じ、未来永劫つづく平和を信じ戦ってきたのだ！
最終回まで、くじけるんじゃない！
とにかくわれわれは、おもちゃをしっかりと買ってその日を迎えるまでです。買いますよ！わたしゃ！
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Xデーはいつなのか？
公式からの発表はいつくるのか？
クリスマスの爆弾投下は仮面ライダーの専売特許だろう！？
クリスマスまで待てない！最終回を迎える2月まで、待てって言うの？！
いづれにしても、わくわくさせてくれます。
さすがスーパー戦隊。
いつだってわたしを、童心に帰らせてくれる。〈了〉
